遺産相続分を財産分与しようとする旦那に辟易
会社の同僚友人から離婚しようか悩んでいると相談を受けました。
友人は現在32歳で既婚、旦那は40歳と年上の方です。離婚理由は旦那からのパワハラで、決定的となったのが喧嘩した時に旦那から出て行けと言われたことでした。
家は友人の持ち家で旦那に権利は無い
売り言葉に買い言葉っていうのもあります。喧嘩してエキサイトしたらつい出て行けと言ってしまいこともあるでしょう。問題だったのは、その家は友人の持ち家だったことです。
自宅は結婚後に建てたものではなく、結婚前から友人が所有していたものでした。正確には友人両親が建てたものでしたが、今は亡くなっていて友人が相続しています。つまり友人の家に旦那が転がりこんで来たという状況なんです。
なので、もし出て行けという言葉を言うとしても、言うのは友人側で言われるのは旦那となります。こんなことを言うぐらいですから、旦那からのパワハラも普段から酷かったんでしょうね。結局たまりに溜まったストレスを、この一言が火をつけたというわけです。
金目の物は俺が持っていく
最初の頃は友人も本気で離婚しようとしていたかどうかはわかりません。しかし離婚での財産分世与の話で相当頭に来ていました。というのも、本来自宅は友人が両親から相続したものなので、旦那に所有権もなければ離婚時の財産分与の対象になりません。
ところが旦那にはそれが分からないらしく、お前は家を持っていくんだから貯金等の金目の物は俺が持っていくといって聞かないんです。ちゃんと友人が、家は両親から相続したもので財産分与には当たらない、貯金はちゃんと等分するのが筋と話しをしても旦那には通じません。
こういう時両親や兄弟といった信頼出来る身内が居ればいいんですが、友人は天涯孤独なのでいないんですよね。友人一人が財産は平等になんていっても、向こうは旦那と義両親、つまり1対3での話し合いです。
弁護士への依頼がおすすめ
もとから旦那のパワハラで言いたいことを言えない体質となってたようで、これにはとても苦戦していました。私も一般的な知識はあるものの、法的な知識は一切ありません。こういう物分りの悪い旦那相手に説得するには力不足ですし、私は部外者なので口出すと話も拗れるでしょう。
となるとお勧めなのが弁護士への依頼なんですよね。弁護士ならこういう相手とのやり取りも慣れてるでしょうし、法的根拠に基づいて説得すれば向こうも引き下がるしかありません。餅は餅屋といいますが、離婚で揉めた時は離婚専門にしてる弁護士への依頼が適切なんだろうと感じました。
DATE:2017/08/18